施肥量の計算と施肥(せひ)、種まき、ポット上げなどバタバタな1日

朝から師匠に、そろそろ肥料を撒いてとの事、ただし、作物によって肥料の量が違うので、まずは分量計算をして、どれぐらいの量か、師匠に確認してから撒くようにとの事。

事務所に入って、本を片手に電卓を叩きます。例えば、キャベツの場合には、元肥(8-8-8)にて、100~150g/㎡と書かれています。

肥料の基本知識をお勉強

前回のお勉強が、早速役に立ちました。肥料(10-10-10)の場合には、120g/㎡となり、チッソが12g/㎡となります。それから、畝(うね)の長さが40メートル、幅1.4mなので、これらから、計算すると、1本の畝におよそ6.7kgの施肥量。3本の畝で、ちょうど20kgぐらいとなり、1袋分となります。

これら計算結果を師匠に見せて、「はい、大丈夫。」との事。

キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの3畝に全面施肥。施肥自体はバケツに肥料を入れて、バラバラと撒くだけ、それほど手間でもなかったのです。

この次に、コマツナ(品種:らくてん、まひな)、ほうれん草(オーライ、晩抽サマースカイ)の2品目、4品種を蒔いてみました。それぞれ、2品種ごとに蒔いた理由は、品種ごとの違いを見てみたいためです。

ちなみに、晩抽(ばんちゅう)サマースカイのこの晩抽という言葉、どのような意味なのでしょうか?こんな言葉は知らないので調べてみました。晩抽とは

抽苔(ちゅうだい)の遅い性質のこと」

またまた、抽苔とは何?それも知らない、で検索です。

「花茎(かけい:花をつけた茎)が伸びだすことを抽苔(ちゅうだい)と言います。」

ここで、やっと納得。要は「とう立ちし難い品種」との事です。このサマースカイを使って、真夏でもほうれん草を作れるかの実験をしてみようと思っていたので、ちょうど良い感じです。

これらを、4品種を1.5mごとに蒔き終わり、上から不織布(ふしょくふ)、透過性の薄い布みたいなやつをかけて、飛ばないように土を被せておきましす。

で、種まき終了。

この次は、フルーピー(小型のパプリカ)をポットに上げていきます。ポット上げは、前回やって手順がわかるので、少しは効率よく進めることができそうです。

まずは、ポリポットに土を入れていきます。1つのポットに250ccの培養土を入れていき、必要数480株、120Lです。かなりの数です。ポットに入れ終わりました。約2時間かりました。夕方の16時ぐらい、ここから先は日没、太陽さまとのデットヒートです。

次に苗をポットに移していきます。

ここで、やっと今日1日写真を撮っていないことに気づきパシャリ。忙しいとどうしても、視野が狭くなってしまいます。そんな自分に反省しながらも、手を止める事はできません。1日の計画の失敗ですね。

1つのプラケースに40個のポリポット、どれぐらいかかるか計測してみました。おおよそ10分。

その後も、プラケース毎に計測しましたが、最速は7分。苗の状況、ポットの湿り具合などの状況により、やっぱり平均9~10分ぐらい、16時からスタートしているので、終了予定は18時の日没ギリギリ。

やっと、終わった時間は、18時30分で、完全に日が暮れて前が見えない状況。優しい師匠も、仕事終了まで、別のハウスで待ってくれていました。大変恐縮です。

一応、仕事が終わって缶コーヒーを飲みながら、ほっと一息。やっぱり、苗を手荒く扱っていたり、潅水(かんすい)水やりを雑にしていたりしました。

ITもそうですが、もう少し、計画的に、丁寧に仕事をこなす方が良いですね。納得のいく、商品ができます。失敗しても原因がわかりやすいです。

技術職としてITと農業、根源的に似ている所があります。もっと、農業を勉強して行きたい、と思う1日でした。

肥料の基本知識をお勉強

ホームセンターなどで見かける肥料。こちらに、良く8ー8ー8など数字が書いてますよね。

っで、NーPーKとも書いてます。このNーPーKは、それぞれ、チッソ、リン酸、カリウムです。チッソは葉の肥料、リン酸は実の肥料、カリウムは根の肥料と、ここまでは肥料の袋に書いている物もあります。

ただ、そもそもこの数字の意味は何?栄養のバランス?数字の単位は?気になり調べてみました。

答えはものすごく簡単でした。8ー8ー8、こちらの単位は、パーセント(%)です。20kgの肥料を買った場合に、1.6kg分のチッソ、リン酸、カリウムがそれぞれ含まれていますよっていう意味です。

ちなみに、先日買ったこちらの肥料の場合は、それぞれ2kg分となり、パッケージの説明と合致します。

農家さんによっては、袋に記載されている施肥量(せひりょう)とは別に、単位面積あたりに施す量を決めている方もいらっしゃいます。1反あたり、10kgのチッソを基準に肥料を投入するなどです。

また、植物の状況を読む力、葉の色、枝ぶり、根はり、台風などの天候、栽培する時期による温度によっても変化させているようです。

農業は奥が深い、面白い世界です。その上で、作った作物、野菜が美味しいって言ってもらえると、すごく嬉しいでしょうね。

一度、とても上手な農家さんから、小カブを貰ったことがあります。一般には流通していない小カブです。

息子たちに食べさせた所、見たこともないぐらい、パクパク食べてくれました。子供は正直です。自分の目標は、彼らがパクパク食べる野菜を作ることですかね。

かなりハードルは高そうですが、やってみます。

今日はたぶんJAへ、肥料の買い付け

たぶん、農協(JA)というのは理由があります。名刺を頂いたのですが、そこには

「兵庫県神戸県民センター神戸農林振興事務所神戸農業改良普及センター」

っと書かれています。

師匠からは、営農センターとか経済センターとか言われます。その度に、あっちのあれですかって念押しして確認します。妻と話す時には、ハリーポッターの、ヴォルデモートみたいな、えーっと、名前の言えないやつ。と話してます。

いままでは、ホームセンターで肥料などの資材を購入しているのですが、師匠からは、このJAでしか取り扱っていない物を買ってくるようにと言われます。

っで、行ってきました。

でかい建物です。中に入ってもでかいです。

農業関係者以外は、なかなか入ろうと思えないところです。それに、こんな広いところのどこで、肥料を売ってるんだ?という気持ちです。奥の方にはトラクターも売っているのでしょう。何台か並んでいます。

とりあえず、トイレの目印が見えたので、入ってみました。用を足していると、

なんとなく、面白かったので撮っておきました。

事務員さんぽい人が見えたので、肥料の売り場を確認。行ってみました。

ありました。肥料も置いてます。せっかく来たので、中できょろきょろ、それほど変わったものは置いてませんが、やはりなんかプロっぽいです。

例えば、鍬(くわ)ホームセンターでもよく見かけますが、柄の部分と鉄の部分が分けて、売られてます。一通り、中を見回して、目的の肥料を購入。

その名も、「やさいばたけ」。こちら、ネットで検索しても見つかりません。金額は、1つ2,650円です。それほど、容量から考えると高くもないですが、2袋、40kgをいっきに購入することもないので、やはり「高いっ」と思っちゃいます。あと、取り寄せになりましたが種まき用の培養土も購入。

こちらです。師匠からは、いい奴だからとしか聞いてませんでしたが、こちらは、一袋79Lで4,300円です。うわ!この金額を聞いてからは、気軽に利用できません。こちら、種まき用にしか使わないので、今年中は1袋で十分かと、一袋戻しておきます。

ちなみに、自分みたいな一般の人でも、購入できます。特殊なものが欲しい場合には、取り寄せなどでも、対応してくれるみたいです。こだわって、園芸をしている方は、行ってみる価値はあるかもしれません。

また、こちらは何度かお世話になりそうです。

プラグトレーからの、ポット上げ!!

まずは、プラグトレーとはこんな感じの黒いやつです。ホームセンターで買いました。

ポット上げのポットとは、ポリポットの事です。こんなやつです。これもホームセンターで売ってます。ちなみに、自分の場合は師匠のお古を使わせて頂いてます。使い終わったらもちろん返しますよ。

まず、プラグトレーで育てた苗を、本葉が2~3枚ぐらいになったら、引っこ抜きます。種まきが2月9日なので、アブラナ科(キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー)で、おおよそ1か月です。

やってみるとわかるのですが、これぐらい経過しないとこのように綺麗にプラグトレーから抜けません。あと、種類によっても、ポット上げのタイミングが違うようです。試しに同じ日に蒔いた、ナス科のフルーピー(小型のパプリカ)を少し引っ張ってみたのですが、綺麗に抜けませんでした。こちらは、もう一週間ぐらい様子を見てみます。

ポリポットに市販の土(野菜の土)を、250㏄ほど入れて、水をたっぷりかけて湿らせます。水をかけてからは、しばらく時間をおいた方がやり易いです。

そこに、先ほどの苗を指で優しく入れていきます。こんな感じになります。

自分の畑に、必要な苗はキャベツ、カリフラワー、ブロッコリーが、それぞれ100株です。失敗や、発育不良を見越して20%増しの120株を、それぞれ用意しました。

よくホームセンターで、見かける形になりました。

まだまだ、弱々しい苗です。大切に育てていきたいと思います。

ちなみに、プラグトレーには種を200粒蒔きました。この中で、20~30粒ぐらいは、そもそも発芽していません。種の袋には、発芽率85%と表記されてます。おおよそ、この通りか少し高いぐらいです。

そして、10~20株ぐらいは発芽はしたものの、発育不良です。たぶん、自分の水のやり方にも問題があります。一部は萎れていました。

っで、残りのおおよそ30株はどうしたか?

畑に、捨てました。今まで、育ててただけに、複雑な気持ちです。キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの各3品種で30株ずつ、合計で100株の破棄です。

師匠からは苗として売る方法もあるよ。と教えて頂います。2回目に蒔いた苗については、試しに直売所で販売してみます。あと、リアルな数字(原価)も記載しておきます。

ポリポット 5円

種 3.7円

土 250ccあたり 4.7円

上記、おおよその1株あたりの原価です。合計で13.4円になりました。100株の苗を直売所に出してみて、どれぐらい購入されるのでしょうか?

農業で食べていくとなると、このようなシビアな数字も必要となります。今はまだ、経営シュミレーションとしてですが、こちらの結果も、出次第ブログにて報告します。

キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの種まき

キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの種まきです。プロは、種まきの事を、播種(はしゅ)っていいます。農業用語は特殊なものが多いですね。

手順を知っているだけに、スムーズにできた気がします。

キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーは2回に分けて蒔きました。理由は、収穫時期を2回に分けるためです。播種のタイミングを15日間ずらしました。収穫時にはどれぐらい離れてくれるでしょうか?10日ほど離れてくれると助かるのですが・・・

師匠曰く、暖かくなっていくに従って、成長スピードが速くなるので、1週間ほどになるのではないか?っとの事です。

この状態で、たっぷり潅水(水やり)して、新聞紙をかけて終了です。

この後、2日ぐらいで発芽するはずです。

農家さん曰く、「芽が切れる」です。

鍬(くわ)の練習

前回のトラクターを使った、畝立て(うねたて)、次は鍬を使って綺麗に調整してとのこと。

まずは、師匠からのお手本です。腰と膝、それと鍬のエッジを使って畝を綺麗にしていきなさいとの事です。

畝の調整前の状態です。谷の部分(へこんでいる所)を鍬ですくい上げて、畝の上に土を盛っていきます。その折、畝の天板部分が平らになるようにしていきます。

自分では、マネをして鍬を振っているのですが、不思議そうにみんなが見ていきます。中には、

鍬の持ち手は、もう少し手前

肘を上手に使って、腹で抑えて

など、色々な人が畑に入って教えてくれます。

よっぽど、変な体制で鍬をふっているのでしょう。普通は往復で次の谷にいくのですが、自分の場合は、谷が狭くなったりして、2~3往復はしました。

どうにか、1筋だけは綺麗になりましたが、まだまだ、残ってます・・・

非常に疲れますが、畑の中で鍬を振るのって、自分にはすがい憧れです。完全なステレオタイプ的なイメージですが、すごく農家っぽい気がします。

師匠も、

「適当なところで、終わりよ。」とのこと。

疲れるけど、楽しいんです。ヘロヘロになりましたが充実した1日でした。

畝立て、そして、ついに登場!!

畝立て本番がやってきました。なんとなく、ドキドキ。でも、パートさんが今日は急遽休んでしまったらしく、師匠の直売所(大沢ファーマーズマーケット)は10人ほどの列ができてます。

師匠からは、消石灰できれいにラインを引いておいてとの事、消石灰は園芸用の物を、購入済みです。

非常に慌ただしくしており、今日の畝立てはまた今度か・・・。準備だけでも、やっとこ。とう感じで、自分の畑に入ります。

こちら、畝のラインを引くための装備。

畑の両サイドに、竹の棒を1.4m間隔で刺していき、その両サイドを紐で括っていきます。そうすると、畑の中に直線がでます。目ではわからないのですが、自分の畑は少し台形の形をしていました。

この、紐を渡した所に、2mおきに消石灰を置いていきす。たぶん、こんな感じで良いはず・・・

「ガラガラ、ごっ、ごっ、ごっ。」

なんか、大きな音が後ろから。振り返ると、師匠がトラクターに乗って登場。え、どこから来たの。基本、農家さん神出鬼没です。

師匠からは、「紐をのけて!」っとの事。急ぎ、片付けます。紐が絡まらないように、グルグルしたり、竹を引き抜いたり。

全部、片付けた時には、もうすでに8本の畝立てが完了。

2時間ほどだったと思うのですが、なんか、あっという間の出来事でした。内心、バックホー、オートキャリーの運転をさせてもらった経緯があったので、トラクターの運転もさせてもらえるかも、っという期待があったのですが、そんな簡単には、触らせてもらえませんね。

師匠はトラクターからは降りて、笑顔で一言。

「綺麗にすると、ひろー見えるやろ。」とのこと。

いやホント、ひろー見えます。

オートキャリーの運転練習と、堆肥の投入

明日、トラクターで畝立てを行うので、最後の堆肥投入です。全部で、1.8tの堆肥を500㎡の畑に投入します。

手前の機械が、オートキャリーと言います。ここに堆肥を積んで、自分の畑まで運んでいきます。初めての機械は、いつも怖さが付きまといます。

師匠からは慣れれば大丈夫、って言われます。

まずは、バックホーでオートキャリーに堆肥を積んでいきます。以前、何回か山を摘んだりして、バックホーの練習はしましたが、前に障害物があると、思い切った操作がしにくいです。

少し時間がかかりましたが、何とか積んで畑にばらまいてきました。ほんの10分ほどです。一輪車の5杯分。やっぱり、機械を使うと圧倒的に早いです。

一輪車(1杯 30kgほど)でも、30杯ほど堆肥を運んだので、機械を使った場合の違いが良くわかりました。

フルーピー(小型のパプリカ)のようす

フルーピーの種まきから、やっと発芽が揃ってきました。

種まきから、約2週間です。フルーピーはナス科ですが、ナス科の発芽はそれなりに時間がかかるのでしょうね。

一本だけ、明らかに違う芽があったのでそれを手で摘んでおきました。今日は、かなり軽めの農作業です。

近くの農家さんを見学・・・

自分の畑もそこそこに、近くの農家さんを訪問して何を栽培されているか見学してきました。もとは、師匠から紹介していただいた農家さんです。

レタスです。触ってみてわかりますが、かなりおいしそうなレタスです。無農薬ですが、虫に食べられた跡は見当たりません。

かなり高齢の農家さんなのですが、

「農薬は難しくて、わからん。」

との事です。有機栽培の本などに出てきますが、土のバランスをとると、本来植物が持っている、抵抗力が強まり、病気や食害(虫による)などに強くなるそうです。それを目の前で見せられると、やっぱり関心させられます。

こちらはコマツナです。

うすい緑です。本来の野菜は、うすい緑なのが健康な野菜なのだそうです。こちらも、虫に食べられた跡など、見当たりません。

土作りなど、いろいろと質問しました。基本、牛ふん堆肥を使っているそうです。それから、畝(うね)の上に5cm~10cmほど、もみ殻を敷いて燃やすのだそうです。そうすることによって、雑草のタネが熱で、ダメになり、雑草の抑制効果と土のミネラル分の補給になるそです。

ただし、この方法、自分の畑で実践することができません。理由は、すぐとなりに道路があります。もみ殻を燃やして、煙を発生させることができないんです。少し、残念です。

その他にも、このほか、自然薯、キュウイ、ゴボウ、フキなど、いろいろと育てています。フキは、この付近に、自生していたものを、育てているそうです。完全に自生種ですね、各地域にこのような宝物があります。次の世代に受け継ぐべく、フキの苗を頂く約束をしてきました。

名もなきフキ、栽培するのが、楽しみです。